ガレキの呼吸・肆ノ型★ドゴラ製作レシピ

原型師・杉田知宏によるドゴラ製作レシピをお送りします。

ガレキの呼吸・肆ノ型「触手」

とうとう来ました~。
今回の製作難敵箇所!
この触手部分をどうするか。悩みました~(--〆)
悩んだのは製作方法ではありません。
どう言う形で商品化供給するか? です。
作製方法は「ドゴラ製作委員会」でじりさんと散々やり取りしましたので、最初から
解っていたのですが・・。
キット化した時の形状をどう供給したら良いか。
未だに良かったのか・・正直悩んでますm(__)m
本来なら作例通りの形状にして商品化した方が良かったのかもしれないのですが、
実は、ひとつとして同じ物ができないのです(>_<)
形状がすべて違う物しか供給できないのであれば、
これは作製者様に自由にやってもらおう!
と考えたわけです。
ほら、うちのビルさんの実写版ドゴラのキットも触手は真っ直ぐの状態で供給したでしょ(^^ゞ
色んな触手の形状を作製してもらいたいですし・・・。橋を持ち上げるジオラマなんかも
作っちゃう強者さんもおられるかもしれませんし(^-^)

0001915M.jpg

と、前置きが長くなりました。
製作方法いきますね。
まず、触手部分はΦ1㎜、Φ1.5㎜、Φ3㎜のクリア丸棒を使用。
①Φ1㎜・・先端が球状の頭頂部に使用:素材は光ファイバー
②Φ1.5㎜・・頭部の左右から出ている部分に使用:素材は光ファイバー
③Φ3㎜・・5本の触手に使用:素材はアクリル丸棒
と、なります。
これから行う製作途中で仮に失敗しても簡単に購入できる既製品素材ですのでご安心下さい。
この素材も「ドゴラ製作委員会」で拘ったところでして。
この部分をレジンでやってしまっていたら今頃は・・・(>_<)
ちょっとぶつかったりしたらポキッポキッいってたでしょうし、夏場なんか、折角出来た
形状が変形していたでしょう(+o+)
構想15年は伊達じゃないぜぇ~

0001915_2.jpg

次に形を作って行きます。
これも色々なやり方があると思いますが、ここでは私がやった方法を。
まず使用する日輪刀・・いや工具を用意(^^ゞ 
この工具をご覧頂いて御分りのように、そうです「熱で変形させる」わけです。

それでは触手の型だしに入ります。
ここは色々とアイディアがあると思いますので、ここで行う方法に拘らず
もっと良い方法を思い付いたら是非チャレンジして下さい。
そして私にこっそりと教えて下さい(^^ゞ
まず触手をどの様な形にするか。
色々な形状がありますね。今回おまけに付けたドゴラ画像集を参考にして
頂いても良いかもしれません。
私は王道のこのタイプを選びました。

0001916M.jpg

この画像を参考にそれぞれの触手を作製していくわけです。

0001916_2M.jpg

組み上げたキットの触手取り付け部分に同じ口径の穴を空けます。
次に針金で触手の形状を作って様子を見てみます。こんな感じ。

0001916_3M.jpg

この良い感じに出来た仮触手の形状を板にトレースします。
私はホームセンターで30cm角の端材を2枚購入して作製。端材なんで1枚100円!
裏表使用して全ての触手を2枚で済ませました~(^_^)v
このトレースした形状通りに彫刻刀で彫ります。
大変だけど多少深めに彫った方が良いかな。
そうです。これが触手の型だしの「型」になるわけです。
しかし、今時購入者様にここまでさせるキットって・・・(--〆)
ほんと申し訳ないm(__)m

さて、触手の型だしの「型」が出来ましたらいよいよですね。
ここでの製作画像は5本の触手部分ですから、使用するクリア棒はΦ3㎜。
長さは50cmでご用意させて頂きました。
流石に50cmは長すぎると思いますので、予め丁度良い長さに切っておいた方が
作りやすいと思います。
さぁ~ここからがまさにガレージキットスピリット炸裂です(+o+)

「全集中!」

0001918M.jpg

作製した型にこの3㎜クリア棒を温めながらゆっくりとはめ込んでいきます。(画像上段)
「深めに彫っておいた方が良い」と言ったのはこの作業でしっかりと
はめ込んでいけるからです。
温めるのもはめ込んでいくのも、ゆっくりとですよ。ゆっくりと。
アクリル棒が十分に温められて柔らかくなっていないと・・
「ポキッ!」っといってしまいますからね~。
私はヒートガンを使用しましたが、ドライヤーでも出来ると思います。
組説にも書いたけど、くれぐれも火傷しないように気を付けましょう!
因みに私は思いっきり火傷しちゃいました(T_T)
アクリル棒が型に収まっている状態であればOK!
そのまま熱が下がるまで放っておきます。
私は念の為上からガムテープ貼って押さえつけておきました(^^ゞ
熱が下がっていれば形付いていますので、型から取外しましょう。

0001918_2M.jpg

取り外してみて気に入らない箇所や曲線部分が何か綺麗じゃないな~なんて部分が
あったらヘアアイロンなんか使って修正しても良いですね。

0001918_3M.jpg

以上の方法で完成させたこの画像(画像下段)は、Φ1.5㎜の頭部から左右に伸びている
触手ですが、Φ1㎜とΦ1.5㎜に関してはドライヤーを使用した方が良いです。
この口径にはヒートガンでは熱量が強すぎちゃいますね。

と、まぁ~こんな感じなのですが・・・(^^ゞ
正直、決してガレージキット初心者向けではないな・・これは(>_<)
でもね、作る「楽しさ」ってのもあると思うんだよな~。ガレージキットって(^_^)v

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